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【All or Nothing(AoN)を結成したきっかけ】
All or Nothing(AoN)の元々の結成は、2011年3月11日に起こった東日本大震災の支援プロジェクトの一環から始まりました。
被災当時は着るものがまったく無く、全国から支援物資が想いと共に届き、被災地の人々は大変助かりました。しかし、被災から半年もすると、被災地では被災者が使用しない物資が余り、保管場所が足りない状況となり、大量の在庫として抱えている自治体が多数を占めました。その中でも、古着については大量に余り、倉庫の保管場所に大変困っている状況でした。理由として、古着が欲しくても、被災地の方々が居住している仮設住宅では、その居住スペースが大変狭く、服を置くスペースさえままならない状況もあり、古着の引き取り手が増えないという状況でした。
このような現状を、被災地支援をしている団体「Be I Project」や宮城県のNPO法人様よりお話をお伺いし、何か力になる事は出来ないか?と検討した結果、古着を何かとコラボレーションして被災地支援をするという事を考え、結果、ダンスボーカルグループとのコラボレーション企画が立ちあがり「古着系」というキーワードが生まれました。また、そこからグループのコンセプト等を決めた結果、

~何もやらないより、何かをやった方が良い~
~自分の人生を賭けて、人の為に活動する事により、結果それが自分の人生を豊かにする~
~女性グループが乱立する戦国時代に勝負をかける~

という各種テーマから「人生イチかバチか!」というグループコンセプトが決定し、そこから「イチかバチか!」を数字の1と8にかけて「古着系18(Ichi-Hachi)」というグループ名にて2012年2月から2015年6月まで活動し、その後、古着系被災地支援グループ第2弾として2015年8月より「イチかバチか!」を英語にして「All or Nothing」(AoN)という古着系ダンスボーカルグループが結成されました。
このAll or Nothing(AoN)は、被災地で余った古着を下取りし、自分達の衣装にしたり、リメイクやコーディネートをして販売したり、フリーマーケット等で販売し、現金化したものを、再度被災地に支援金として送るという活動を行う事を前提に作られたものです。これは、衣装が別々で、個々の個性を出すというAll or Nothingのコンセプトと合致し、衣装が別々だからこそ、被災地の古着を衣装としても使用する事が出来る事により、被災地支援の活動を可能にしております。また、被災地の現状を伝えるスポークスマンとしても活動するグループとして、他のグループには無い、人助けをメインとした活動をしております。
被災から数年、現在では余った古着は無くなり、問題は解決しましたが、震災の風化が危惧されています。AoNは引き続き、余った古着を使用し、衣装にして活動する事により、震災の風化を防いでいきます。